当院所属の医師は精神科病院や総合病院などで多くの精神科臨床の経験を積んでおります。
精神科スーパー救急病棟などの精神科救急での勤務歴のある医師も多く、精神科専門医・精神保健指定医も多数在籍しております。
精神科救急医学会、児童青年精神医学会、日本老年精神医学会、日本神経精神薬理学会など様々な専門学会に所属し、その専門医資格を持つ医師もおります。
精神科医療の急性期治療から慢性期治療まで診療可能です。
疾患については不眠症、不安障害、適応障害、うつ病、躁うつ病、統合失調症、急性一過性精神病、妄想性障害、アルコール依存症、各種認知症、発達障害(ASD、ADHD)、器質性精神病など幅広く対応しております。
当院の診療体制は、主治医制(再診以降も同じ医師が診察を行うシステム)となっております。
診察の度に医師が変わると治療方針が変化してしまう可能性があります。
精神科治療は継続性が大切です。継続性のある治療は早期の病状改善へと繋がります。
当院では同じ医師が治療を行うことで治療の継続性を大切にしております。
一方で主治医不在日の不調の際には、他医師の緊急の診察も行なっております。通院可能な日が限られる方はご相談を行いながら、治療を考えています。
また難治症状の場合には複数医師で治療方針の協議を行い、より良い治療を考えていきます。
1人1人の方の病状に合わせた治療を提案いたします。
精神科の病因は生活環境の影響を受けていることが多いです。
例えばうつ病であってもその原因は仕事のストレスや、健康問題や、家族関係など様々です。また色々な症状が強く出る急性期の時期や、同じ症状が持続する慢性化した時期など病期も様々です。同じうつ病の方は1人もおりません。
治療もお薬の種類や量や開始するタイミング、療養の心構えについても個人差があります。
それぞれの方の病状や生活環境やご希望に合わせての治療提案を心がけております。
また治療適応のある方にはADHD治療薬(コンサータ・ビバンセ・リタリン)、ナルコレプシー治療薬(モディオダール)、アルコール依存症治療薬(セリンクロ)といった専門医師による処方が必要な薬剤の使用も行っております。
精神科疾患は目に見えたり数値化することのできないものです。
診断についてはICD(国際疾患分類)やDSM(アメリカ精神医学会の作成する精神疾患の診断・統計マニュアル )に基づき検討いたします。
精神科の診断はICDやDSMに基づき、そして診察医師に精神科臨床経験がある上で行えるものと考えております。
治療は各疾患のガイドラインやエビデンスに基づいたもの、それぞれの方の生活状況に合わせ提案いたします。
精神科の治療は継続性が大切です。
治療歴のある方は以前にどのような治療(お薬など)を行い、効果はどのようであったかなど今後の治療の重要な手がかりとなります。
医療機関が変わっても治療として繋がっていることが望ましいです。
そのため以前にかかりつけの病院があれば、初診時に情報提供書の持参をお願いしております(事情があり難しければ絶対に必要という訳ではありません)。
また当院より他医療機関へ転医をされる場合には情報提供書を作成しお渡ししております。
必要に応じて採血検査や心理検査、画像検査など各種検査に対応致します。
身体の問題から心の不調が現れることがあります。
例えば甲状腺(TSH,T3,T4など)の異常は意欲低下などうつ症状して現れることがあります。電解質(ナトリウム,カリウムなど)の異常は倦怠感につながることがあります。アルコールの問題がある方は肝機能を評価することが大切です。身体の異常がみられる際には、その治療を行うことが病状の改善につながります。
当院では一通りの採血検査を治療開始時(初診時)におすすめしており、定期的な検査も行っております。
心理検査についてはWAIS(知的能力検査)などを行なっております。WAISは事前予約制ですので、検査の希望の方は診察時に医師にご相談ください。
頭部MRI検査などが必要と考えられる際には、画像センターなどをご紹介しております。
当院は専門的な検査施設や入院施設などを持った複数の医療機関(精神科スーパー救急病棟がある医療機関)と連携しております。
高度な精密検査が必要な場合や入院治療を要する場合などに速やかに連携を図ることが可能です。患者様の状態やご希望に合わせて多くの選択肢をご提案することができます。
スタッフ一同で支えていきますので、安心してご来院下さい。
待合は広めに作っており、他の患者さんとの距離を保てるようにしています。また、窓際にはカフェのような充電スペースのあるカウンターを設置して、他の方と顔を向かい合わせることなく甲州街道の緑を眺めたりしながら、お待ち頂ける空間となっています。
診察券のうしろにあるQRコードをかざして簡単に自動精算機でお支払いができます。また、当院の自動精算機には左手の空中入力装置で画面に触れることなく操作することもできます。抵抗のある方でも安心してお会計をしていただけます。
受付や診察室入口の扉には北海道をイメージしたキャラクターがおります。当院本院は北海道根室市(北海道の最東端の小さな街です)に所在しております。漁業が盛んで動物たちのいる道東(北海道東部)をモチーフとしたデザインとなっております。
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